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リコーフォトギャラリー「RING CUBE」にて森山大道展を連続開催 [ update:2008.12.03 ]

リコーフォトギャラリー「RING CUBE」にて森山大道展を連続開催のメインイメージ

リコーが運営する銀座のフォトギャラリー「RING CUBE(リングキューブ)」では、12月3日より森山大道展「S'」を開催。森山が無人の競技場を撮影した最新大判作品集『S'』(2008年5月講談社刊)の中から、迫力の25点がお披露目される。

「リングキューブ」はリコーの人気デジタルカメラ「GR DIGITAL」発売3周年となる2008年10月21日に開設されたばかり。銀座4丁目交差点のシンボル、三愛ドリームセンターの8F・9Fに位置し、昼夜で表情を変える巨大カーテンに覆われた印象的な外観は、まるで劇場のよう。誘われて中に入ると、想像力をかき立てる独創的な空間が広がる。

8Fは「ギャラリーゾーン」、9Fは新しい写真表現や楽しみ方を探求する「クリエイティブゾーン」、新製品の体験やリコーの歴代カメラを展示する「カメラゾーン」で構成。来年は1月7日から、森山大道氏初のデジタルカメラでの取りおろし作品展「銀座/DIGITAL」も予定しており、こちらも併せてチェックしてみてほしい。

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森山大道展 「S'」
会期:12月3日(水)~12月28日(日)

森山大道展 「銀座/DIGITAL」
会期:1月7日(水)~2月1日(日)

会場:RING CUBE
東京都中央区銀座5-7-2(9F受付)
Tel:03-3289-1521
入場無料
開館時間:11:00~20:00
休館日:火曜(但し、年末年始12月29日(月)~1月6日(火)は休館)

東東京のアート/デザインイベント、「セントラルイースト東京」開催! [ update:2008.12.02 ]

東東京のアート/デザインイベント、「セントラルイースト東京」開催!のメインイメージ

CET07より

かつて江戸の文化・産業の中心地として最も栄えた東東京エリア。いつしか大型都市開発の隙間で空洞化が目立つようになっていたこの一帯に、ここ数年でアートギャラリーやショップ、アーティストのアトリエ、クリエイターのオフィスなどが増え、盛り上がりを見せている。

そんなユニークな拠点の数々を巡る「CET(セントラルイースト東京)」が今年も開催される。2003年に「TDB-CE(東京デザイナーズブロック・セントラルイースト)」としてスタートしたこの催しは、街を使った展覧会を開催するなどクロスジャンルの実験場として機能し、近年では活動の日常化をテーマに取り組みを続けている。

1202_2_s1.jpgCET07より

今年のテーマは「TIME / SPACE / TRANSFORM(時間 / 空間 / 変換)」。空物件での展覧会、エリア内ギャラリー&アトリエでの特別展、オープンオフィス、トークショー、ワークショップなど、個性的なコンテンツがゆるやかに同時多発的に展開される。

現在の東京のいわゆる中心地とは違い、ゆっくりと独自のペースで時を刻むこのエリア。そこにアートやデザインはどう働きかけられるのか。時間と空間、そして私たちのあり方はどうあるべきなのか。作られ決められたサービスを受けに行くというより、積極的に飛び込み、考えてみたい。


セントラルイースト東京2008(CET08)
会期:2008年12月5日(金)~12月14日(日)
会場:浅草橋~馬喰町~東神田~日本橋周辺エリアの空き物件、空き地、店舗、オフィス、ギャラリー、ストリート等
参加者:姉川たく、天久聖一、井口弘史、小崎哲哉(REALTOKYO / ART iT)、佐藤直樹、千住宗臣、タナカカツキ、佃弘樹(NANZUKA UNDERGROUND)、都築潤、津村耕佑(FINAL HOME)、東京R不動産、服部滋樹(graf)、原田マハ、ハルコセール、福本歩、松蔭浩之、密買東京、港千尋、山本精一、来来 / LaiRai、ASYL、DJぷりぷり、gift_、Helmets Labo、MOVIE BOYZ、他多数(予定/50音+ABC順)
※その他展示・イベントサイト、参加ギャラリーなど詳細はオフィシャルWebサイトにて

Mouvements Modernesが提供する、現代アートとデザインの間にある“室間” [ update:2008.12.01 ]

Mouvements Modernesが提供する、現代アートとデザインの間にある“室間”のメインイメージ

Thonet 9, 2005
木, 89cm
Photographie © Pablo Reinoso  Courtesy Mouvements Modernes

Mouvements Modernes(仏読み:ムーヴマン・モデルヌ)は、アーティストやデザイナーたちの質の高い作品を紹介するギャラリーで知られる。業界で経験豊かなPierre Staudenmeyer(ピエール・ストデンメイヤー)により、2002年に創立された。

第二次世界大戦後から現代に至る、装飾とデザインに関する作品は、オリジナルで数に限りがあるものばかり。その厳選されたコレクションはコレクターたちに強い支持を受けている。

エディターとして国際舞台で活躍する作家、デザイナーたちとコラボレーションした事例も増えつつある。作り手との歩み寄り、より互いを理解した上で、作家が自由に表現できる場を提供する。

こうした場を、"現代アートとデザインの間にある、「室間」みたいな存在"であると説明するのは、ギャラリーのクリエーティブ・ディレクターChloé Braunstein(クロエ・ブランシュタイン)。クライアントが提示する条件に応じた、仕様書に回答をもたらすことがデザイナーとしての役割であるとすれば、たまには自由な発想に羽をつけてあげ、実現させることも、デザイン業を飛躍させるトランポリン台になるのではないかという考え方であろう。

9月に、露店ギャラリーから、アパルトマン内空間に引っ越したばかりだ。少し入りづらい気持ちに躊躇することだろうが、コレクターの家に招かれた感覚を味わえるのは、毎日のことではない。


Mouvements Modernes オフィシャルWebサイト


text by kaoru URATA

奇才ピアニスト、ファジル・サイの才能を味わいつくす4連続公演! [ update:2008.11.28 ]

奇才ピアニスト、ファジル・サイの才能を味わいつくす4連続公演!のメインイメージ

トルコ行進曲のジャズアレンジで世に広く衝撃を与えたファジル・サイ。エネルギーに満ちた天衣無縫の演奏スタイルで、クラシック界に新風を吹き込むこのピアニスト/作曲家が日本にやってくる!! 「ファジル・サイ プロジェクト in Tokyo 2008」と銘打った今回、4夜連続でソロからコンチェルトまで多彩なプログラムが予定されている。
photo(C)Marco Borggreve

すみだトリフォニーホールで幕開けとなる12月4日の第1夜は、ピアノ・ソロ。サイのアレンジするクラシックの名曲はこれまでと一味も二味も違った新しい表情を見せてくれるに違いない。

第2夜の「デュオ ジャズ・ライヴ」では、パーカッショニスト、ブルハン・オチャルを迎え、ピアノ&パーカッションの即興演奏を繰り広げる。

第3夜は「オール・コンチェルト」と題し、ヴァイオリニストのパトリシア・コパチンスカヤを交え、新日本フィルハーモニー交響楽団と共に協奏曲のみで展開。サイが2006年にデュオを結成したコパチンスカヤのために書いた、日本初演のヴァイオリン協奏曲「ハーレムの千一夜」も必聴だ。

1128_3_s1.jpgスーパー・デュオ!

そして最終夜は、会場を浜離宮朝日ホールに移し、パトリシア・コパチンスカヤとのピアノ&ヴァイオリンのデュオで送る。今年9月に発売されたCDスーパー・デュオ!で予習して臨みたい。

12月3日にはベストアルバムも発売となるファジル・サイ。溢れ出で聴く者の心に深く響き渡る才能を、ぜひこの機会に生でご堪能あれ。


■ファジル・サイ プロジェクト in Tokyo 2008
日程および会場:
12月4日(木)19:00開演 ソロ・リサイタル すみだトリフォニーホール
12月5日(金)19:00開演 ジャズ即興 すみだトリフォニーホール
12月6日(土)18:00開演 コンチェルト すみだトリフォニーホール
12月7日(日)16:00開演 デュオ 浜離宮朝日ホール

※詳しくは上記リンク先にアクセス!


ファジル・サイ オフィシャルWebサイト

ドイツ表現主義を代表する画家、エミール・ノルデの水彩世界 [ update:2008.11.25 ]

ドイツ表現主義を代表する画家、エミール・ノルデの水彩世界のメインイメージ

Paar(カップル)1931-1935年 36,5×50,4cm 水彩画
Stifung Seebüll Ada und Emil Nolde
Neukirchen,Allemagne ©Nolde Stifung- Seebüll

パリでは、必ずと言っても過言ではなく、「見逃してはならない展示会」がどこかで開催されている。今年は、国立美術館グランパレではじまった、ドイツ表現主義アーティスト、Emil Nolde(エミール・ノルデ)の回顧展であろう。

19世紀後期ドイツに農家を営む家庭に生まれたノルデは、プロテスタント系カテキスムの教育を受け、農作業にも携わる幼少期を過ごした。その後、家具職人と彫刻の修行をして、スイス装飾美術大学のインダストリアル・デザイン科でデッサンを教えることになる。ちょうどその頃、葉書サイズにアルプスの頂きの風景に、珍妙な人物が登場する水彩画を描き、それらが出版物として掲載され、瞬く間に好評を得たことから、画家としての道を歩むことになる。

「遅咲き」の画家とも言われたものの、20世紀初頭にミュンヘンとパリで学んだ画家としての技術と魂は、生前、独自の世界を切り開くことを惜しまなかった。正反対の性質を伴った、ドイツとデンマークの国境に近い地元の町と大都会ベルリンに魅了されつづけた影響か、孤独と社会劇といった、相反する場面を絵画で表現した。

1121_4_s1.jpgDas Leben Christi 1911・1912年 220×579cm 油絵
Stifung Seebüll Ada und Emil Nolde
Neukirchen,Allemagne ©Nolde Stifung- Seebüll

2度の世界大戦を生き抜き、ナチ権力に逆らう行為から、1941年に強制的にドイツでの活動停止処分を受けるものの、"描かれていないイメージ"と題した、数々の小サイズ水彩作品を手がけた。それらは、"Phantasien"というシリーズで、ノルデ自身が、しみや群れのようにもみえるといった水彩カラーから、一本の線が導かれていく。アーティストが意図することが、ストーリーになる瞬間のようなものを感じずにはいられない。

油絵90点、水彩・版画・デッサン70点にも及ぶ作品が、年代ごとに一挙に公開されるのは、フランスでも初めてのことである。


■Emil Nolde展
期間:2008年9月25日~2009年1月19日
会場:グランパレ美術館(Galeries nationales du Grand Palais)
3, ave du Général Eisenhower
Tel:01-44-13-17-17
10:00~22:00(木曜日は20:00まで / 火曜日定休)
詳細はこちら


text by kaoru URATA

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