世界で最も壮麗な巨大氷河が繰り広げる驚異のスペクタクル・ショー [ update:2008.11.12 ]

©メルコスール観光局
西にアンデス山脈、北にサボテンが点在する乾燥した大地、そして中部には地平線まで続く大平原バンパ......。ここは、壮大かつ変化に富んだ自然を擁する南米アルゼンチン。11月に入り、南半球に位置するアルゼンチンは太陽の光が燦々と降り注ぐサマーシーズンへと突入した。
この時期、大自がもつ生命力に触れることができるスポットとして注目を集めるのが「ロス・グラシアレス国立公園」。南極大陸、グリーンランドに次ぐ規模を誇る南部パタゴニア地方の氷河地帯として知られ、約1万4000平方メートルに及ぶ大地に無数の氷河や氷河湖が残っている場所だ。氷河はいずれも60~80mの高さで、今なお成長を続けながら氷河湖へと押し出されている。なかでも、全長35㎞、幅5㎞近くある「ペリト・モレノ氷河」は、アンデス山脈に降り積もった雪が数万年の旅を終えて水へと還る瞬間、つまり氷河の崩落を間近で見られることから、氷河観光のハイライトとして特に人気が高い。
©メルコスール観光局
地響きのような音を立てながら氷の塊が湖へと崩れ落ち、水中に沈んでは再びその姿を現す――。そんな迫力の光景が夏場になると幾度となく繰り広げられるという。が、最大の魅力は"世界一美しい氷河"と称される、その神秘的な青い色彩だろう。これは空気に触れなかった証。降り積もった雪でできた氷はその重さで内部の気泡が抜けて透明度の高い氷になっている。そこに光が射すと赤や黄色などの長い波長は減衰し、波長の短い青い色だけが残って反射して見えるのだ。
©メルコスール観光局 青く見える氷河に足を踏み入れる
この「ペリト・モレノ氷河」、展望台から壮大なスケールを望められるだけでなく、船で氷壁に近づいて圧巻の崩落シーンを身近で体感したり、氷河を歩くトレッキングツアーで神秘の世界に身を置くこともできる。神々しいほどの存在を放つ巨大氷河の魅力を存分に感じてみてはいかがだろう。
■ペリト・モレノ氷河 GLACIAR PERITO MORENO
場所:ロス・グラシアレス国立公園内(アルゼンチン・サンタクルス州南西部)
シーズン:11月~3月頃まで
アクセス:「ペリト・モレノ氷河」へは、約80㎞離れたエル・カラファテが拠点となる。エル・カラファテは、ブエノスアイレスから空路で約3時間30分、またはブエノスアイレスから空路で約3時間10分のリオ・ガジェゴスを経由し、そこからバスで約4時間
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text / chinatsu umezawa









