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18世紀から現代までのフランス・モードの変遷が映す、時代の変化 [ update:2008.06.24 ]

18世紀から現代までのフランス・モードの変遷が映す、時代の変化のメインイメージ

Photo Journal by Tomoko Oka

ファッションの世界的発信地と言えば、今でもその名が挙がる様に、フランスは常に国家レベルでモードの発展を考えて来たと自負する。17世紀後半以降、国力の充実と共に、ファッションに於いても、世界に対する影響力を次第に強めてきた。

日仏交流150周年記念イベントの一環として、このほど、「フランス・モード―18世紀から現代まで―」と題する展覧会が催された。かつて、フランスモードが華やかに開花したロココ (装飾建築様式)時代から、250年の足跡を辿る貴重なもの。文化学園服飾博物館が保有する数あるコレクションの中から、フランスで制作、着用された18~20世紀の衣服と、モード雑誌で構成。

この展覧会は、それぞれの時代に即応して変化するライフスタイルに、ファッションが如何に敏感に対応しているかを示し、ファッションが、時代を映す鏡である事を証明してくれた。18~19世紀初頭にかけ、革命により貴族主義が否定され、加えて、人々の生活が活発になった事で、1860年代半ばには「デイ・ドレス」なるものが生まれた。それまで巨大化していたドレスのスカートの前部分が平らになり、後ろに引くスタイルに。

0624_1_s1.jpg1870年代には、「ヴィジティング・ドレス」(1870年代)が台頭。歩き易さを考慮に入れ、スカート部分を纏めて腰の後ろあたりを膨らませたスタイルは、機能性と、優雅さも兼ね備えていた。そして1885年頃には、「ウォーキング・ドレス」が登場。スカートの裾から靴が出る程の丈で、より行動性を高め、容易に街歩きが出来るものとなった。但し、腰部は極端に張り出し、"パリのお尻"などと揶揄されながらも当時のトレンドとなった模様。

いずれも、今日の目からすれば、超エレガントで非活動的なスタイルに思えるだろうが、それぞれの時代背景とそのライフスタイルの変化に合致したものであった。さて、何もかも、表し尽くされたかのように見える今日のファッションだが、目前に横たわる大きな環境問題を克服しながら、ファッション史は、次ぎなるベージへと......。


文化学園服飾博物館
東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル
Tel:03-3299-2387

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