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宮廷画家、ルドゥーテが彩る薔薇空間 [ update:2008.05.29 ]

宮廷画家、ルドゥーテが彩る薔薇空間のメインイメージ

(左)ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ《ロサ・ケンティフォリア》『バラ図譜』より / 銅版画、コノサーズ・コレクション東京
(右)ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ《ロサ・スルフレア》『バラ図譜』より / 銅版画、コノサーズ・コレクション東京

フランス革命の動乱期に、マリー・アントワネットやナポレオン妃ジョゼフィーヌに仕えた宮廷画家、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840年)。バラの花の魅力に取りつかれ、169枚の銅版画からなる大著『バラ図譜』(Les Roses)を完成。ボタニカル・アートの金字塔とされるこの作品で、ルドゥーテは植物学的正確さを踏まえ、芸術性も備えた「バラの肖像」を描き出すことに成功し、現在も多くの人々を魅了しつづけている。

本展は、翌年に控えたルドゥーテの生誕250年を記念して開催されるもので、テーマをバラだけに絞り、日本で初めて大判のフォリオ判『バラ図譜』の全169作品を一堂に展示公開する。

さらにバラの研究家、エレン・ウィルモット(1858~1934年)の著作『バラ属』(The Genus Rosa)に収められたアルフレッド・パーソンズのリトグラフ、日本のボタニカル・アートの草分け的存在である二口善雄(1900~1997年)の水彩画のほか、現代の人気写真家、齋門富士男がバラに魅せられて撮った最新作もあわせて展示。18世紀から現代まで、バラに魅せられた人々の作品を紹介する。

また、会場ではパフューマリー・ケミスト、蓬田勝之氏の協力により薔薇の「香り」の演出も実現。本物のバラ園とはまた別の魅力を持つ華麗なる「薔薇空間」を出現させる。

0529_2_s1.jpg(左)アルフレッド・パーソンズ《ロサ・モエシー》『バラ属』より / リトグラフ、コノサーズ・コレクション東京
(右)二口善雄《サンショウバラ》『ばら花譜』より / 水彩画 / 千葉県立中央博物館所蔵

「バラのラファエロ」と称えられた巨匠ルドゥーテの、本物のバラ園以上に、バラの「気」に満たされる作品の数々に酔いしれてみてはいかがだろうか。


■ルドゥーテ生誕250年記念「薔薇空間 宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々」
期間:5月17日(土)~6月15日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1BunkamuraB1F
Tel:03-3477-9413
開館時間:10:00-19:00(毎週金・土曜は21:00まで、入館は各閉館の30分前まで)
無休

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