日本人建築家 隈研吾氏がパリにて奨励 [ update:2008.03.14 ]

写真:隈研吾氏が設計した高知県梼原総合庁舎。杉の間伐材を用いており、町のコミュニティー広場として、開放感ある空間に仕上げられている。
今、世界が環境問題について、真剣に取り組まなくてはならない状況にいる。今日まで産業で発展してきた先進国は、その「過ち」を「改善」姿勢に変換させていかなくてはならない。日常のニュースとして取り上げられている課題だ。
パリで2年おきに開催される、建築空間の空調・換気・配線システムの見本市interclima+elec(2007年2月に開催)が設けた「Energy Performance+Architecutre Award」を今年は、日本人建築家の隈研吾(くま けんご)氏が受賞した。省エネ対策になる建材を用いた、過去の作品が審査の対象になった。会場での授賞式の後、「日本家屋構造にみる、自然に優しい住空間」について、隈氏によるカンファレンスも行われた。
写真:隈研吾氏
日本は欧米と異なり、四季折々の変化がある。直射日光を遮断し、地下熱を利用することで、内装の温度を一定に保つ。自然に反することなく、共生する生活空間を提供する隈氏の建築コンセプトは、欧米でも既に高い評価を得ている。
フランス地方都市のコンペで優勝して、フランスでの活動に大きな力を注いでいくことであろう。「20世紀は硬い建築と言われてきた。21世紀は、柔らかさを表現し、生命を感じる空間を手掛けていきたい」と隈氏は語った。
text by kaoru URATA









