"イタリア・ファッションの流儀"を定義づけた新進ブランド「6267」 [ update:2008.03.13 ]

Photo Journal by Tomoko Oka
世界の主要ファッション都市では、次々とコレクション発表が行われ、その過密なスケジュルに息つく間もない。そんな目まぐるしさをよそに、イタリアの古都、フレンツェにある歴史的な建物、ピッティ宮殿で、その古色蒼然としたオーラに包まれ、コレクションを発表したのは、「6267(セイ・ドゥエ・セイ・セッテ)」。このブランドは、イタリアの新進デザイナー、トマーゾ・アキラーノ(Tommaso Aquilano)とロベルト・リモンディ(Roberto Rimondi)が2004年に立ち上げたばかり。
今回は、世界的に評価の高いメンズ・ファッション展示会、ピッティ・イマジネ・ウォモが長きに渡る信用と自信のもとに新たに立ち上げた、レディース・プレ・コレクション「ピッティW」の新プロジェクトに参加。題して"イタリア・ファッションの流儀"(イタリアのファッションに的を絞り込み、コンテンポラリーファッションのアイディア、コンセプト、その実践の交差点を分析するもの)の招待デザイナーに抜擢されたのだ。世界的に名だたるデザイナーが数あるのに、何故彼らが? 実は、この若き二人が目指しているところは、ウォルター・アルビニ(Walter Albini=イタリアのプレタポルテ界に初めて、革新的なファッションデザインを取り入れた伝説的人物)。
そして彼ら二人が生み出した作品は、素材を包括的に形成した構造的スタイルだった。彼ら曰く、「衣服は身体にその輪郭と強さを与えるものであり、身体は単なる衣装掛けとして使われるものではない」と。その雰囲気は、一見、ヴィンテージのようだが、その範疇を超え、"歴史を着る"という域に達していた。彼らは現在と過去を交差させ、如何に装うかについて、未来に向け、さらなる構想を深めていく事だろう。そこが、"イタリアファッションの希望の星"と目される由縁であり、"イタリア・ファッションの流儀"の定義に合致したのでは。
■6267 オフィシャルWebサイト
ブランド名「6762」は、サマーキャンプのIDコードからとったものだとか。









