- 佐藤卓さんインタビュー vol.1(04/18)
- 鳥塚ルミ子さんインタビュー(03/12)
- 青木先生インタビュー vol.2(01/30)
- 日常を"ちょっと贅沢"にするカラー 青木美愛子先生インタビュー vol.1(01/23)
- 調香師インタビュー 2(12/25)
- 調香師インタビュー 1(12/18)
- イベント情報&レポート (5)
- インタビュー (6)
- 日常のちょっと贅沢プロジェクト (2)
こんにちは、verita編集部です。
今回は、GUEST & MEのプロダクトデザインを担当されたグラフィックデザイナー佐藤卓さんに、GUEST & MEシリーズのデザインに込められた考えや思いについてお話を伺いながら、「日常を心地よくするデザイン」のヒントを見つけてみたいと思います。
佐藤卓、GUEST & MEとの出会い
私が、GUEST & MEに携わったのは、糸井重里さんと電通がコンセプトを立ち上げられて、ある程度企画全体がみえたくらいの時からでした。具体的なデザイン、それから商品開発のアイデアまで、どういったアイテムをつくるかというところを含めて、参加させてもらいました。

"心地よいデザインのあり方"をGUEST & MEのデザインに託して
GUEST & MEシリーズのデザインを考える上で大きく影響しているのが、GUEST & MEの流通がかなり特徴的だということでした。"いいもの"にこだわっているお店だとか、Webサイトから本当に欲しい人たちだけに届けるというやり方ですね。
なぜかというと、大量生産品をデザインする場合には通常、ドラッグストアなどの店頭に並ぶので、まず商品そのものが店頭で目立つことがデザインにおいて最も優先されてしまいます。目に留まらなければ当然購入もしてもらえないですから。
でも、店頭で目立つ商品が生活空間でどう見えるかといったら、日常では目立ちすぎなわけです。いま日常の身の回りには、売るためにデザインされたもので溢れているので、本当に自分が生活する空間が心地よいかっていうと、意外とそう思ってない人が多いんじゃないかと思いますね。
本当に生活のなかで心地よさを感じたり、生活空間に馴染むデザインっていうのは、店頭で目立つようなデザインではないはずです。GUEST & MEのお話をいただいた時、そういう売れるようにデザインすることが優先される環境に対する問題意識を、このシリーズに向けることができる。そう思いました。
生活空間で心地よいデザインとは?
GUEST & MEシリーズを計画していた時には、既にインテリアに対する意識の高い人が増えている頃でした。目黒通りには家具の店がたくさんでき始めていましたし、雑誌を開けばインテリア特集をやっていたり。自分の好きな個性的な空間づくりをして、ありとあらゆる生活空間が生まれ始めている中で、それぞれに馴染むものを準備することが必要だと感じていました。
それでいうとこのラインは、店頭で競争する必要もないので、個性をある程度、抑えるデザインが可能なわけです。生活空間のノイズにならない、生活の中での心地よさや、いろんな環境に馴染むデザインになっています。
ここで「デザイン」というと、そのものが強い個性を持っていないといけないっていう概念がありますけれど、私は本当にそうなのだろうかってずっと思っているんですよね。 だってティッシュの箱が自己主張して生活空間で目立つ必要って全然ないですよね?(笑) または、冷蔵庫がどれだけ目立つ必要があるのかどうかってことなんです。
だからGUEST & MEのデザインを手掛けることになった時、すごく可能性を感じました。大量生産品の"競争しなければならないデザイン"とはまったく違うフィールドでデザインができるっていう。まさに、わくわくする感じですよね。
そして、本当に多くの人が欲していて、プレゼントとしても喜んでもらえるようなアイテムっていうのは、シンプルで自分の生活空間にすっと馴染む。そして、本当に使いやすさを実感できる。商品自体が自分をわきまえているような。そんな日常品なんじゃないかと思うんですよね。
つくりたての新鮮さを閉じ込めた石鹸のカタチ
GUEST & MEの石鹸って、つくりたての新鮮さが特徴的ですよね。"生タイプ"っていう新しい考え方。それって、すごく面白いなって思いました。じゃあ、新鮮、フレッシュなものって、デザインとしてどうあるべきだろうか?
例えば、スーパーマーケットに行ってみるとよく分かるのですが、新鮮に見える野菜とそうでない野菜を、結構みんな知っているわけです。多くの人が知っているそこのところの世界観から「新鮮である」という部分を抽出してくるわけです。
フレッシュな野菜は、人の手が加わってゴテゴテしたデザインの中にあっても決してフレッシュに見えない。人の手が加われば加わるほどフレッシュに見えない。
そう、実は、あまりデザインしていないってことが新鮮でフレッシュに見えるポイントなんですね。
切り立てをそのままお届けする
GUEST & MEのこの石鹸ですが、切っただけのカタチになっています。
石鹸は工場で、はじめ一本の棒状になって練り器から出てくるのですが、もうそれは切るだけでいいんじゃないでしょうかって思ったんです。
ほら、よく「切ったままお出しする」っていうのがありますが、どこか新鮮なイメージがするでしょう。いろいろ検討したのですけれど最終的には、余計なことをしない。というカタチに決まりましたね。
そのシンプルさは、素材の質感を生かすことからはじまる
次は、「どう包装していくか」ですが、生活のどんな環境にも馴染むように個性を抑えた上で、素材の質感を引き出すということを考えました。
紙であれば紙らしさ、アルミの包材であればそのアルミの包材らしさです。素材っていうのは、その素材が特徴を持っているので、本来持っている質感の良さを殺さないデザインをするということが重要なんだと思うんですよね。豊かな生活って、"素材らしさを楽しむ"ということではないのかと、ずいぶん前から思っています。
それは日本古来の生活のそこここに見えてくるものですけれども、環境にいただいた質感の良さをできるだけ引き出して生かすのが、環境に対する正しい姿勢なのではないかと考えます。

「デザイン」は「余計なことをしない」
「デザインする」という言葉は、とても能動的な言葉であるがゆえに、発する側にとっても受け取る側にとっても、ある意味とても危険な言葉なんです。
「デザインは、余計なことをしない」というのが、すべてのことにいま大切であるような気がしています。環境にあるものは素晴らしいものであるという前提で、それをどう生かすかというのがデザインにとても重要で、そこに何かをくっ付けることではないと、かねがね思っているんです。だから、デザイナーはできるだけ「デザインしない」ように心がけることですね。
読者のアンケートの結果でも「使いやすい」だとか「ギフトとしても喜ばれる」という意見がたくさん出てきたそうですが、もし多くの人がGUEST & MEのデザインをそんな風に気に入ってくれているのなら、これは本当に嬉しいですね。
"素材本来の持つ質感を生かした、心地よい存在"、その試みがちゃんと人に届いているとしたら、お役に立てているかもしれません。
http://www.tsdo.jp/
東京芸術大学デザイン科卒業、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。以後、グラフィックデザインを中心に商品開発、パッケージデザイン、プロダクトデザイン、TV番組アートディレクション等の幅広い領域で活動。主な仕事として、ウイスキー、チューインガム、牛乳、化粧品等の商品デザイン、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」のアートディレクション、大量生産品をデザインの視点で解剖する「デザインの解剖」プロジェクトなどがある。2007年より六本木ミッドタウン内にできた21_21 DESIGN SIGHTのディレクターとして就任。
こんにちは、verita編集部です。
今日は、GUEST&MEの愛用者として、以前verita Live!の講師としても登場いただいた鳥塚ルミ子さんに登場いただきお話を伺っていきます。
ニュージーランド、オーストラリア、日本を結び、女性が世界で活躍するための「術、ノウハウ、心得」を発信されています。
ルミ子さん:ルミ子さん:今年は日本での活動を積極的に行う予定です。これまでのサロンやスクール事業のほか、新たに外国人向けスパビジネスコンサルティングや、ニュージーランド永住、投資、起業コンサルティング、ニュージーランドスタイルのリラクゼーションスクールを開校予定です。
4月には、鳥塚さんのサロンでも使われているニュージーランドオリジナルブランド「SCULLYS(スカリーズ)」も日本に初上陸しますね! ますます今後の鳥塚さんのご活躍が楽しみです。
27歳でニュージーランド、オーストラリアにてリフレクソロジーサロンを開業。現在はメディアなどでも活躍中の鳥塚ルミ子さん。
ルミ子さん:はい。自分用としても気に入っているのですが、海外在住の友人、現地スタッフへのプレゼントとしてもよく利用しています。夜、バスタイムにソープで身体を洗っているとその香りと豊かな泡立ちに、心が穏やかになるんですよね。
ルミ子さん:ソープです。泡立ちの良さ、きめ細かさ、日本を感じる香りが好きです。
ルミ子さん:やはり、おもてなしに香りは必要不可欠ですね。
私たちは、お客様が滞在している間の一瞬一瞬を全ておもてなし(ホスピタリティ)の場として捉えています。なので、いまお客様が何を必要としているかを読み取り、お客様が欲するおもてなし(ホスピタリティ)を提供します。
だから、もてなす方の趣味趣向、心身状態を意識して香りの空間プロデュースをする必要があるのです。
オーストラリアのサロンに展示されているGUEST&ME

年間1万人以上が来店するスパサロンRUMIKOは「ニュージーランドのラベンダーの香り」が常にサロンいっぱいに広がっていますよ。
サロンに通っているゲストとGUEST&ME
27歳でニュージーランドへ単身渡航。渡航後72日で同国初のリフレクソロジーサロンを開業。RUMIKO CO.LTDを設立。その後もニュージーランド、
オーストラリアゴールドコーストでジャパニーズスタイルのリフレ、アロマ、ヘッドマッサージなどのリラクゼーション文化を普及させるべく精力
的に活動。現地でサロンの運営以外に福祉施設でのボランティア活動も行っている。自身のOL時代から現在に至るまでの経験などから、姫(最高の
自分)を志す女性のセルフブランディング(姫道)を世界規模で展開中。
・verita Live!「殿を癒すハンドリフレクソロジー」
・R WORLD
・OFFICIAL★BLOG
・OCNコラム☆RUMIKOの姫道的ライフスタイル
日常をちょっと贅沢にするためのこだわりアイテムや暮らしを彩るアイデアを考えるこのプロジェクト。前回に引き続きカラーセラピストの青木美愛子先生に「日常生活とカラー」についてインタビューしていきます。
1.日常のちょっと贅沢な入浴剤
私は、入浴剤を毎日欠かさず入れたい方なんです。(笑)
その日の気分や効用によって色を変えたりもしますが、一番には湯船と入浴剤の色のコーディネートを楽しんでいたりします。
色全体からすると、濃い色よりは薄い色、透明なお湯よりも白濁した色の方が"落ち着いたり"、"癒される"といった視覚的作用があります。癒される色としては、「グリーン」「ラベンダー」がそうなんですが同じ「緑」でも、ミルキーがかった色にするとか、「桃色」や「ピンク」、「ラベンダー」の白濁した入浴剤などはおすすめです。
「ラベンダー」は私達の頭の中に癒しの色とインプットされているので、見るとホットするはずです。逆に、「黄色」は大脳に刺激を与える色なので目を覚ましたい時にはいいですね。
これからゆっくり眠りたいような疲れている日の入浴には、やはり安眠を促す「グリーン」「ピンク」「ラベンダー」がよいのではないでしょうか。自分にとって居心地の良いバスタイムのイメージカラーを探してみても良いですね。
2.インテリアに取り入れるカラー、おもてなしのカラー
カラーにはそれぞれ固有のキーワードがあり、生活の空間に取り入れやすい色があります。インテリアでは、大地の色である「茶色」。キーワードは、保守、安定で、住空間に落ち着きや安心感を与えてくれます。ルイ・ヴィトンもこの茶色をバッグの原点にしていて、それがブランドのゆるぎない定番として、人々に安心感を与えるんですね。
私の中で"おもてなしの色"というのは、「清潔感がありきちんとしている色」のことです。「茶色」や「白」、そして「明るい緑」などがそれにあたります。自分も落ち着くし、お客様にも明るい印象を与えますので、とてもいいですよね。
"新芽"ですね。キーワードとしては、"再スタート"だとか"自己成長"です。
私のところへカラーセラピーを勉強しにくる方々は、皆さんだいたいが30代前後です。OLをしながら"新たな可能性を見つけたい"だとか"自分らしさを身につけたい"と思っている方が多いせいでしょうか、気になるカラーを挙げてもらうと、「スプリンググリーン」を選ぶ女性が非常に多いんです。
3. バランスが大事 色の表裏を操る
カラーコーディネートをいろいろと難しく考えすぎずに、どんどん自分らしさを出すことにトライしてみてはどうでしょうか。
また、色には冷たさと温かさみたいな"表裏"があります。
「赤」のキーワードは、"エネルギー""前向き""ポジティブ"ですが強すぎると、"怒りっぽい""イライラ"、弱すぎると"勇気がない""体力が落ちる"といった具合にネガティブなイメージにもなってきてしまいます。
"表裏"が共存していて調和することが大切。なんでもそうですけど、バランスが取れていないとダメなんですね。
そう思いますね。私には子供がひとりいるのですが、仕事を続けながら育児をするには、体力も精神力も必要です。どうしよもなく落ち込んでしまうこともありますが、そんな時は「気持ちだけは明るく持っていよう!」と切り替えるんです。
私の場合は、「緑」が気持ちを明るくしてくれるカラーなので、心のバランスを取るために上手く活かしていますよ!
■青木美愛子さん (Mieko Aoki)カラー&イメージセラピスト "クール デ クルール"主宰
■verita Live!「自分らしく輝く カラーバランスメイク」
日常をちょっと贅沢にするためのアイデアを考えるこのプロジェクト。住空間に漂う心地良い香りや手触りといった、トイレタリーのちょっとしたディテールにこだわるだけで心まで満たされてきます。
今回は、トイレタリーやインテリアなど生活を取り囲むものの「カラー」をテーマに、カラーセラピストの青木美愛子先生にお話を伺います。「カラー」が私達の日常にもたらす"ちょっと贅沢な"シナリオを探ってみたいと思います。

1.心理や感情に作用する"カラー"
人の五感の中で視覚が80%を占めると言われますが、インテリアやメイク、着ている服など、目から入る色の情報はとても大切です。
カラーセラピーでは、最初に「気になるカラーボトル」を選んでもらうのですが、不思議とその人が着ている服と同じ色を選ぶことが多いんです。やはり「気になる色」が心の内面を表していると実感しますね。
2.身に纏うカラーでセルフイメージをコントロール
その通りです。例えば、エレガントな女性になりたいと思ったら、メイクに紫系の色を多用してみると自然とエレガントに見えます。まずはセルフイメージから創り上げて、それに近づく努力をしてみてはどうでしょうか
そうなんです、だからメイクの色使いで内面と外面のイメージのギャップを小さくしていくと、自然と外面と内面のバランスが取れてくると思います。それがバランスメイクセラピーの本質でもあります。
3.色は、人間そのものを引き立てる存在
色は単色で使うよりも、合わせたほうがいいと思います。メインの色と、その色を引き立てる色。同じ「白」でも、違う白を持ってきて比較しないと、その白が「どんな白なのか」はっきりしません。
引き立てる色があって、初めてそのものの個性が際立つということですね。
だから、色をコーディネートするというのは、「ライフスタイルをどんなイメージにしたいか」というアウトラインが、すごく大事になってくるんじゃないでしょうか。
4.自分の個性を色の組み合わせで表現する
大概、自分が着てみたいと感じる服の色は、そのなかの色のキーワードやイメージのどこかに自分が共鳴しているんです。共鳴している、だから欲しいって思うんですね。
普段、自宅でカタログを見るのが好きなんですけれど(笑)実は、私もGUEST&MEを愛用しています。GUEST&MEのフレグランスバーを見たときなんかは「これ、欲しい!」って直感的に思いました。
GUEST&MEの香りも好きですし、自分のライフスタイルにぴったりはまりました。固形のフレグランスって今まで使ったことがなかったのですが、これは普通のフレグランスじゃないなっていうのがすぐ見て分かったんで思わず買ってしまったんです。それからずっと愛用しています。
次回は、さらにインテリアに取り入れるとよいカラーや入浴剤のカラーについて伺っていきます。お楽しみに!
■青木美愛子さん (Mieko Aoki)カラー&イメージセラピスト "クール デ クルール"主宰
■verita Live!「自分らしく輝く カラーバランスメイク」
先週からお届けしているライオンの調香技術センター研究員、一ノ瀬さんと芳賀さんのGUEST&MEの香りづくりにまつわるお話。今回は、お二人にとってこれまでにない特別な香りづくりの体験だったというGUEST&MEソープの香りに込められた思いをさらに伺っていきます。

3.本物を知り、求めるマチュアな世代へ向けて― "癒し"を越えて、成熟した香り
芳賀さん:香りにもトレンドがあり、世間一般のファッションや文化,ライフスタイルなどから影響を受けるものなのです。例えば、9.11のアメリカ同時多発テロ事件以来、"癒される香り"が求められ、世界的なアロマテラピーの流行につながりました。そして最近は、バブルを経験して本物を知っている人たち、団塊の世代の影響で、若い人たちも"本物志向"の成熟した香りを求めるようになってきています。GUEST&MEの石けんは、成熟した落ち着きのある香りなのでいまの時代にも合っていると思いますね。
一ノ瀬さん:いま、これほど個性を出している石けんも他にはないでしょう。流行にとらわれず、本物を知っていてそれを求める方に向けた香りです。
4.変化する香りも楽しめる― 2週間の新鮮さ
芳賀さん:GUEST&MEの石けんが普通の石けんと違う点として、開封後にどのくらい香りがもつのかという実験もしているところです。使い終わる頃までつくりたての香りが楽しめるように。2~3週間、存分に香りを楽しんでいただける石けんになっています。
一ノ瀬さん:包装にアルミの袋を採用することも珍しいのですが、香りを閉じ込めるためにはこれがいいということになりました。
5.調香師としての長年の夢― 香りに込められたメッセージを聴く
一ノ瀬さん:長年の夢でした。制限なしに思い描く香りづくりをすることは、本当につくり甲斐があるし、すごくわくわくするんだけど、同時に試されているというプレッシャーも感じますよね(笑)。出来上がったものを企画の担当者に見せたときは、「ああ、これだ」という感じで。ダントツでこれ、でしたね。他のものとは全然違いました。
芳賀さん:先ほど温かさと冷たさを併せ持つ素材で「ジンジャー」をご紹介しましたが、ジンジャーってちょっとした気付け薬みたいに、気持ちを元気にしてくれるんですね。ただ単に気持ちを落ち着かせるだけではなくて、明日も頑張ろう! みたいな気分にっていう思いを込めて、実はジンジャーをちょこっと入れました。なので、毎日がんばっている人達に、ちょっとした「自分へのごほうび」としても、ぜひ使ってもらって、明日からの活力の基にしていただけたら・・・と思います。
一ノ瀬さん:そう、それが伝わるのが一番いいんです。つくった意図を感じ取っていただけるっていうのは、商品像も感じていただけるし、とてもありがたいですね。
芳賀さん:そうです、香りを通して商品を感じていただけたらとても嬉しいです。
ライオンの調香技術センターにやって来ました。
一ノ瀬さんはライオン製品の香り〈フレグランス〉を開発して25年。芳賀さんも2度の産休を挟みながらも12年に渡って、一ノ瀬さんと一緒に香りづくりをしてきました。
今日は、GUEST&MEソープの生みの親であるお二人に、香りづくりの「技」や「冥利」を伺いながらGUEST&MEの香りの魅力に迫りたいと思います。

GUEST&MEは、ほかの石けんとはまったく違う、特別な香りをもった石けんです。
1.贅を尽くした特別な石けん―香りの原点に立ち返る
芳賀さん:いま、一般的な石けんの香りは、フローラルを中心に軽いタッチのものが多くなっているのですが、GUEST&MEのソープはシプレー調の香りです。シプレーというのは、苔(モス)の抽出物が香りの特徴となっており、人間が頭で考えて創作された香りの原点。初めて石けんがつくられた時も、こういう系統の匂いだったと言われています。
ただ、その香りだけですと、古臭く、堅苦しい香りになってしまいがちなので、GUEST&MEの石けんは、そこにモダンな香りをプラスしています。つまり、古典的な香りとモダンな香りという相反する要素を持ち合わせているわけです。どこか懐かしくて、落ち着きがあるような、そんな複雑で格式の高い香りに仕上がっていると思いますね。
芳賀さん:そうなんです。春夏秋冬、日本のどの季節にも合うように、たとえば ジンジャーのような、温かさと冷たさを合わせ持つ香料も使いました。
一ノ瀬さん:ジンジャーって嗅ぐとすっきりするんですけど、
食べると身体が温まるっていう。そういう素材ですよね。
もともと企画の担当者から言われたのが『今までにない香り。とにかく
これだっていう、本物の石けんとでもいうべき素晴らしいものを
つくって欲しい』ということでした。
言ってみれば、世界一の石けん。"The 石けん"ですよね。
芳賀さん:そのオーダーも非常に難しくて...。どんな季節にも合うよう、温かさと冷たさを感じる香りで、西洋と和の要素があること、そして、どこか昔懐かしい落ち着きがあり、でも決して古臭くないモダンな香り...と。要するに、色んな相反する要素を持ち合わせていて、それがバランスよく融合したもの。こんなオーダーは初めてでした。
一ノ瀬さん:ですから、世界一の香りをつくるために、お金のかけ方からしてもとにかく制限なしでいいから素晴らしいものを、と言われました。実際、香料には通常の数倍もする高価な素材をふんだんに使い、配合量は普通の石けんの1.5倍ほど多くしました。つまり素材の費用としては、これはもう、常識破りの高さです。
2.こだわりの原料を制限なく使う―伝統的な和の贅沢な香り
芳賀さん:実際には、GUEST&MEのソープのこの不思議な懐かしさと格式の高さを出すのに、伝統的な和の香りであるヒノキベースや伽羅(キャラ)ベースの香料を使っています。伽羅というのは"香木"で、大変贅沢な素材です。
一ノ瀬さん:この素材がトイレタリーに使われることはまずないんですが。もともと日本の伝統的な芸道である「香道」で使われてきたもので、いわゆる「香りを聴く」という世界のものですね。
要するに、一般的な石けんづくりに使うものとは、素材自体が全然違うんです。普通は高くて使えないものをいっぱい使っちゃっている。一概に、高い素材を使えば、良いものが出来るとは言えませんが、同じ料理人がつくるのであれば、それだけ素材にこだわりがある方が、やはりできあがる料理の個性も全然違ってきて、美味しい料理ができますよね。
今回は、一緒に開発を行った香料会社さんの協力があり完成した香りなのですが、その香料メーカーもかなり個性の強いメーカーで、こだわりがある素材の提案をたくさん受けました。
一ノ瀬さん:そうですね、香りというのは、機械でつくれるものでもないし、科学的にまだ解明されていない部分もあって、当然人によって感じ方も違うわけです。だから、素材の組み合わせ(香りの処方)という作業は、大変な技術が要ることなのです。まさに調香師の勘によります。
芳賀さん:開発の始めの段階では、よく香りのイメージを擦りあわせるのですが、風景の写真や、色などを使ってイメージを膨らましていきます。GUEST&MEでは、京都の苔のあるような庭園であったり...。ヒノキのお風呂で落ち着いた感じのイメージなんかもありましたね。どこかに和の要素があり、大人のしっとりとして落ち着くような、リラックスした懐かしさのイメージ。そんな香りを創りたかったのです。














