
さて、お昼も近くなった頃、ようやくプラハ城へ。お城へと続く坂がかなりキツイ。これはちょっとしたハイキング並み。日本での運動不足を思い知らされます。それでも、途中のお店を覗いたり、ウィンドーショッピングをしたりしながら、何とかお城に到達。

写真は、プラハ城の入り口。城下には、おとぎの国のように可愛らしいプラハとそこを貫くように流れるヴァルタヴァが優雅に広がっていました。お城というのは街でいちばんの場所に建てられるものですから、この景色も当然ですね。ひとつの町のようになっているプラハ城に入ると、宮殿以外に大聖堂や教会も。対岸から眺めたとき、印象的な尖塔が見えるけれど、これが聖ヴィート大聖堂なのです。

それぞれの内部も魅力的ですが、一番人気があるのは、「黄金の小路」かもしれません。カラフルな小さな家が並ぶこの路には、あのフランツ・カフカが住んでいた家も残っています。入り口近くの鮮やかなブルーの家がそれで、とてもフォトジェニックな人気者です。今は、本屋として営業しているので、中に入ることも可能。(でもすごく狭い!!) もちろん、カフカの著書もあるので、“カフカの家でカフカを買う”という誘惑も感じましたが、日本語版は見つからず。英語で『変身』? 「いやいや、絶対に読むわけないから」と諦めたのでした。

この路は、かつて通行が無料だったそうですが、いつからか有料に。大聖堂などの入館料とセットになっています。でも、「黄金の小路」に立ち並ぶ家々のほとんどはお土産物店。観光客はお金を払って小路を通り、そこにある店で買い物をする……。もちろん、一見の価値がある風景ですが、プラハ城に入ること自体は無料なのを考えると、なんだか複雑な気分でした。

昨晩、夕食の帰りにタクシーで通りかかったとき、大勢の人がどっと出てきていたルドルフィウムへ。
ここは、19世紀に作られ、「芸術家の家」と呼ばれて親しまれているホールで、ドヴォルザークとも所縁が深いところ。チェコ・フィルの本拠地です。一度は行ってみたいな……。ということで、今夜のコンサートのチケットを入手。今回は、弦楽器のみの小さな演奏会に。観光客も多く集まるこういった小規模コンサートでは、クラシックにあまり馴染みのない人でも楽しめるよう、定番中の定番が演奏されます。モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ヴィヴァルディの「四季」、そして、チェコが輩出した偉大なる音楽家スメタナの「モルダウ」とドヴォルザークの「プラハ・ワルツ」「ユモレスク」など。いずれも劣らぬ名曲揃い。名前と曲が一致しなくても、耳に覚えのある曲を聴くと体が自然に動くもの。「ああ、これ知ってる!」と人々が楽しそうに笑顔で体を揺らし始める姿は観ていてとても心地よいものです。

この日は、楽章と楽章の間で拍手が起こったり、演奏中にもひそひそ話をする人がいたりと、クラシックコンサートではあまりお目にかからない場面も見れましたが、普段はクラシックを聞いていない人たちが気軽に楽しんでいる姿を目にするときこそ、クラシックは永遠のポッピュラーミュージックなのだなとつくづく感じます。演奏も素晴らしく、音響も雰囲気も最高。とにかく楽しかった!
コンサートが終わると、夕食へ。お店は、美味しくてボリュームたっぷり、しかもリーズナブルと評判の「PRVNI NOVOMESTSKY RESTAURACNI PIVOVAR」へ。日本では9時ごろから始まるディナーは「遅い」という感覚だけど、こちらでは普通のよう。レストランも賑わっています。
もちろん、ここでオーダーしたのはチェコの伝統料理。肉を濃厚なソースで煮込んだものに、キャベツの酢漬けやじゃがいもなどが付いてきます。そして、絶対についてくるものがもうひとつ。それは、クネドリーキと呼ばれる弾力のあるパンのようなもの。ゆでたり、蒸したりと調理法もさまざまだそうです。煮込み料理の味は、日本の洋食屋さんで食べるシチューに似ていて美味しい! クネドリーキは歯応えがあり、噛めば噛むほど甘みが出てきます。しかも、そこにソースが染みているとなれば、濃厚な肉汁の味もジュワーっと口いっぱいに。この日オーダーした料理には、ソースにビールが使われているので、香ばしい穀物の香りも立ち上ってきます。

となれば、飲み物は絶対にビール。この店は、自家製ピルスナーが有名なのでそれをオーダー。ジョッキで38チェココルネ(約230円!) 味は、できたてだけにフレッシュ。フルーツのような華やかな甘みがあって、口当たりが爽やか。実はチェコは世界一ビールを消費する国で、それだけに世界で一番味も美味しいと言われています。ビールといえば、ドイツなのかと思っていたら……。知らないって恥ずかしい。
そういえば、スメタナはビール醸造技師の息子だったとか。大音楽家はビールを飲んで才能を花開かせたのか…。チェコの料理と見事に調和するビール。こんなに美味しいのに、日本ではチェコ・レストランをほとんど見かけないのはなぜ? 帰国したら、探してみよう。






素晴らしい! すっかり旅を満喫なさって その感動をありのままに伝えたい ・・・ 純粋な御気持ちが 映像からも文字からも ヒシヒシと伝わって来て ”貰い感動”の朝に こちらも大感激しています
旅は3度楽しめる 出発前 実体験中 終了後の 「想い出」は 特に 取り扱い方次第で 生涯の貴重な財産になって 身に付いて離れません
更なる 報告に 期待します どうも 有り難う御座いました
投稿者: ciao bella! | 2007年10月25日 07:12